松坂牛協議会と食の安全・安心について。

松坂牛協議会の設立は2004年(平成16年)11月ですから、それほど古い話ではありません。

おそらくBSEや偽装問題などがあって社会問題化したころに設立されたのではないかと思われます。

この松坂牛協議会に加盟している農家全体が飼育している松坂牛の頭数(肥育頭数)は、約9,900頭(平成22年11月30日現在)といいますから、現在では1万頭は超えているのではないかと思われます。

会員数は2010年11月30日現在で、肥育農家117戸、3市6町(旧22市町村)とされています。

松坂牛協議会の主な取り組みは、松坂牛の生産振興、松坂牛の安定供給、松坂牛特産の振興、松坂牛に対する安全・安心への積極的な取り組みなどです。

取り組みには、松坂牛個体識別管理システムの運用とか、松坂牛の安全・安心に関する積極的な情報発信が含まれています。

上記の取り組みの中にある「松坂牛個体識別管理システムの運用」とは、巷で良くいわれているトレーサビリティのことではないかと思います。

スーパーなどで買い物をしたとき、その食品の流通経路や生産農家・生産者などを、消費者や売場の管理者がその場で確認できるシステムです。

一般的にもたいへん関心の高いシステムで、どうしても懐疑的になってしまう昨今の消費者にとっては、買いたい品物をすぐに確認できるシステムの普及というのはありがたいものです。

また松坂牛協議会のもう1つの取り組みに、松坂牛の生産調査及び研究という項目もあります。

生産者の意向調査や品質向上のための研究・研修を実施しているのだそうです。

生産者と消費者のあいだを取りもちながら、いろいろな角度で食の安全・安心を高めてくれるこの協議会、たいへんだとは思いますが複雑化する食品業界全体の指標ともなるように頑張って欲しいと思います。